フォニックスで発音矯正できない

フォニックスを基本に発音を教えている多くの学校や先生がいます。

音素的なフォニックス(phonics)のアプローチに対して、ホール・ランゲージ(whole language)のアプローチがあります。

フォニックスは部分から全体を読めるようになっていく方法ですが、これはホール・ランゲージはこの反対の方法をとっています。

全体から丸ごと覚えていくというホール・ランゲージという方法です。絵本の単語全体をみてその読み方を自然に覚えていくというものです。

人間の認知はトップダウンですから、ホール・ランゲージのように捉える方が科学的なアプローチです。

1.文字と音の関係を学ぶ

フォニックス本来は英文字と音の関係を学ぶためのものですが、実際には英語において文字と音の関係は75%くらいしかないようです。

これでは英語の文字と音の関係を学ぶ事もできません。

現在でもアメリカでこの2つの手法について論争があります。ホリスティックという言葉がありますが「全体的に」「包括的に」という意味であります。「全体」と「部分」との関係を大事にするという意味であります。

アメリカでは日本と同じように、言葉の話せる児童を前提に教えていますから、フォニックスで発音を教えてはいません。

フォニックスで発音を教えるのは日本独特なものであり、それなら音声学の方で発音を教える方が、歴史も実績もあると思います。

フォニックスには多くの音の単位がありますから、動画制作などで都合の良い題材であり、日本で発音を教えるきっかけになったと思われます。

ホリスティックな教育とは教師と生徒という上下関係や考えることよりも知識を教えることを重視してきた20世紀における教育形態に代わり、人間の生きる意味を知るという目的のため、あらゆる方法を総括的に実践することで教育の進化を目指した運動を示します。

2.英語のリーディング

アメリカにおいてフォニックスとホール・ランゲージの比較研究があります。どちらの方の学習者が多いかとなれば、人数的にはフォニックスの方だと思われます。

しかし、比較研究の結果や言語学習を科学的に考えればホール・ランゲージの方がより効果的だと思われます。

調査結果では読み方や、スペルや、文章の理解度や、学習意欲に関してもホール・ランゲージの方が良い結果を生んでいます。これは子供にはフォニックスの的な考えや知識があまり助けにならないからです。

言語はルールが基本ではありませんから、フォニックスのようにルールを基盤に教えるのは効果的ではありません。

ホール・ランゲージで習った子供は自分なりの何がしかの記憶する技を考え出しており、これが学習意欲を促進しているようです。

しかもそのルールが100%適用できないと言うのは多くの子供に混乱を生ませているのも事実のようです。

文化圏で英語を学ぶ場合と英語を第二言語として学ぶ場合は大きな違いがあります。

英語文化圏で英語を学ぶ場合の最大の違いは発音に関してはまったく問題が無い学習者を前提にしています。

 

3.音声学の音素

しかし、我々日本人の場合は英語を第二言語として習いますので、発音の問題が存在します。発音が正しくできない英語を第二言語として学ぶ場合にはホール・ランゲージと比べどう考えてもフォニックスの優位性と言うのは見出す事ができません。

発音においては音の部分(音素)を並べた音の連続が総合的な単語や文章の音になるわけではありません。

言語音に母音や子音の音素が規則正しく並んでいると考えるのは概念的な考えです。母音や子音があると考えれば、分類とか子音や母音の数を数える事ができます。

フォニックスは音素単位ではなく、独自の音の単位を使っています。しかし、どのような音の単位を使っても、言語音は基本の音で構成されると言う考えは音声学と同じです。

4.言語音とは

音声学の音素は分類するための概念の音です。発音をすると言う事はその音声学の音素を並べる事でも、フォニックスの音を並べる事でもありません。

言語音には音素が並んでおりません。音声は連続的に変化する音のストリームです。そのような音声を学ぶ方法はネイティブを真似る以外にありません。

基本の音が存在しませんから、達人であるネイティブを真似る以外に方法はありません。

脳は一生成長する器官ですから、学習の仕組みは、英語を第二言語で学んでも、臨界期以降に英語を学んでも変わりません。

子供だから真似る事ができるのではなく、真似る能力は脳が持つ優れた学習メカニズムなのです。 

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